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ココ・ファーム・ワイナリー訪問記

8月の終わり、ちょっと遅い夏休みで、栃木方面を旅行してきました。
今回の目的のひとつが、ココ・ファーム・ワイナリー(足利市)を訪ねることでした。ワインの季節にはまだちょっと早いのですが、ヴァイオリニスト古澤巌さんに非常に縁の深いワイナリーということで、ファンとしてはぜひ一度行ってみたいと思っていたのです。
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足利市駅からタクシーで約20分、途中運転手さんが切り立った山の斜面を指して、あれがココファームだよと教えてくれました。
田園風景の中を抜けて、小高い山を登ると、ココファームに到着。心配だった雨も上がって、どうにか傘なしで歩けそうでほっとひと安心。
こじんまりとしたエントランスに足を踏み入れると、ショップの一角には古澤さんのCDが並べられており、最新CDがかかっていました! 古澤さんはこのワイナリーの取締役でもあり、毎年秋の収穫祭には演奏されているのです。Iwao Furusawaというワインもありました!
1987年、当時まだ学生だった葉加瀬太郎さんと、ヴィンヤードシアターというジプシーバンドを立ち上げたときの名前の由来がこのワイナリーだとか。まさにふたりの音楽の原点とも言える場所。
ココファームは知的障害者の自立施設こころみ学園を母体とするワイナリーで、創立者の川田園長が生徒たちと山の急斜面を開墾して開いたブドウ畑がはじまりです。ワイン造りを通して、園生の体力つくりと自立を図るために、1984年にワイナリーが設立されました。1989年には、カリフォルニアから醸造コンサルタントのブルース・ガットラヴさんを招いて、現在まで優れたワイン造りをされています。
ワイン雑誌などにも登場するブルースさん、試飲コーナーでお見かけしました。
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この日は曇り空でしたが、日当たりのよい傾斜地に植えられているブドウの木。ブドウの種類によって、木の緑の濃さが違っています。写真以上に実際は急な斜面で、さぞ作業は大変だろうなと思いました。
カラスを追いやったり、畑の草を取るのは、学園生たちの仕事なのだそうです。このときも、山の頂上で2人が、カンカンと鐘のようなものを鳴らして、カラスを追い払っていました。
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ワイン用のブドウは、生食用のものと比べて、粒が小さく、皮が厚いのが特徴です。
自前の畑のほかに、契約農家に栽培を委託しているそうです。ショップにはブドウの苗木も売られていました。
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Coco7係の方にワイナリーを案内していただきました(所要時間約40分)。ワイナリーの歴史から始まって、ブドウ畑、貯蔵庫、トンネルの中の天然セラー・・・もうブドウの収穫も始まっていました。
2000年に開かれた沖縄サミットでのディナーの乾杯に使われたのが、こちらのスパークリングワイン NOVOだったそうです。田崎さんが、ぜひとも日本のワインで乾杯を・・と国内をあれこれ探し歩いて、吟味を重ねた末に、こちらのワインに決まったとのことです。
作業所も見せてもらいましたが、驚いたのは、シャンパン方式のスパークリングワインを造るために、ルミアージュ、デゴルジュマンなどほとんど手作業でやっているということです。丁寧に丹精こめて造られたワインが、サミットという晴れ舞台で使われて、本当にワイナリーのみなさんは喜ばれたことでしょうね。
短い時間でしたが、規模は小さいながらも、醸造家、学園の生徒たちとワイナリーのみなさんが協力して、ワイン造りに情熱を傾けている様子がひしひしと伝わってきました。
現在は、テンプラニーニョ(スペインの赤用ブドウ)や、タナ(フランスの赤用品種)などを栽培し、模索中のようです。また、ノートンという初めて聞く品種もありました。
Coco5_2 ブドウ畑を眺めながら、ワインとランチをいただきました。 
カフェ・レストランは子供連れや、お茶だけのお客さんなど多様。飲めない人やドライバーには、ブドウジュースがあります。
Coco2 デッキランチは地元野菜をふんだんに使っていて、ヘルシーでとってもおいしかった~
Coco1_3 テイスティングセット
白・・・甲州種が主体のライトな味わい。ロゼ・・・やや甘め。
赤・・・ココファームレッド。ジンファンデルを使用、果実味豊かで渋みもありこれがいちばん気に入りました。
ココファームの看板ワイン「第一楽章」は2005年ヴィンテージが10月に出荷されるということなので、予約してきました。マスカットベリーAから造られたこのワインは、非常に高い評価を得ているのでとても楽しみです。
スパークリング ぐらんのぼ1995と、Tannat/Norton2005の2本を宅配便で自宅へ送りました。
実際にワイナリーに足を運んで、ワイン造りに情熱を持って取り組んでいる人たちの姿を見てお話を聞くと、たった一杯のワインにも、多くの人の汗と努力と、様々なドラマがあると感じます。
普段は外国のワインを飲むことが多いのですが、日本のワインも魅力的なものがたくさんありますね。秋はワインの季節・・・また機会を作って、ぜひワイナリー訪問してみたいと思います。

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Comments

美味しい旅だったようですね。羨ましいニャー!
ぶどう畑のグリーンが雨でしっとりしていますね。
古澤さんの音楽のように、熟成して薫り高いワインになってほしいですね。
第一楽章、また感想をご披露下さいね。

私は、広島空港から成田・ヴィーンを経由して、明後日の夕方プラハに到着予定です。
オペラとビールとお散歩を楽しんできま~す。
ではまた後日…。

Posted by: ミューママ | September 05, 2007 at 21:37

お久し振りです(^^)
ココファーム、いいですね~!
私、ワイナリーの樽を見るのが大好きです。
あの香りが何ともたまりません!!
秋はワインの季節ですよね。
私もワイナリー行きたい・・・

Posted by: ミーモ | September 05, 2007 at 21:57

>ミューママさん
出かける朝は雨で、あぁ~!!と思ったのですが、どうにか降られないで済みました!
第一楽章・・・熟成には古澤さんのヴァイオリンを聴いていたのかな?
今はどこかの大学の先生が実験させて欲しいと、貯蔵庫にはモーツァルトが流れてイマシタヨ。
楽しい旅になりますように!また旅のお話
聞かせてくださいね。

>ミーモさん
北海道でリフレッシュしましたか!?
念願のココファーム、まだ収穫にはちょっと
早すぎだけど、行ってよかった~!
日本のワイナリーも頑張っていいワインつくりをしているところが多くなっているから
品質も上がっているみたいね。
いろいろ行けたらいいね~ますますワインが
好きになりそう(笑)

Posted by: Hiro | September 06, 2007 at 18:15

ファームとワイナリーを同時に見学し楽しめるのっていいですよね。
同じ1杯を飲むのにも 気持ちも違う分味も違って感じるでしょうね。
秋はワインの季節ですね!!

Posted by: なべさな | September 07, 2007 at 16:57

>なべさなさん
いけるくちの(笑)なべさなさん
秋は新酒の季節ですから、ぜひワインを楽しんでみてね!
ワインにまつわるドラマを知ると
ますますおいしく感じます♪

Posted by: Hiro | September 07, 2007 at 18:47

Hiroさんは通ですね。
私は・・・ただの酒好きです(^^;)
ブドウ畑で飲むワインはおいしさ倍増でしょうね。
今年は暑かったからブドウが良い出来だと聞きました。
ワインも良い出来になるんでしょうね。

Posted by: ごろ | September 08, 2007 at 00:41

>ごろさん
私はただのノンベエ女ですよ~(笑)
ごろさんもお酒好きなんですね!?
どんなのが好きなのかな?
目の前に広がるブドウ畑を前にして飲む
ほんとワインは最高でしたヨ♪
今年の新酒はどんな味になっているかなって
楽しみです。ボジョレヌーボーの予約も
始まりましたね。

Posted by: Hiro | September 08, 2007 at 15:34

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